【メキシコペソ建て】メキシコ中小企業金融事業者ファンド1号
概要・リスク
本ファンドの概要
実質的な貸付先に対する貸付通貨 | メキシコペソ建て 貸付通貨の当社ラベリングはこちらをご確認ください。 |
表面利回り(※1) | 年8.7% |
投資倍率(※1) | 1.094倍 |
最低投資金額/投資単位 | 10,000円以上10,000円単位 |
当初販売目標金額(※2) | 30,000,000円 |
募集期間(※3) | 2021年11月26日~2021年12月24日 |
運用期間(予定) | 2022年1月~2023年1月(13ヵ月) |
分配金支払い年月(予定) | 2023年2月 |
分配金支払い方法 | 満期一括 |
担保・保証の有無 | 無 |
※1 表面利回りおよび投資倍率は、運用手数料<2.7%(年率換算2.5%)>を差し引いた数字となります。
注:1)上記の運用手数料は運用開始時にご負担いただく形になります。
2)運用益に対しては源泉徴収税が別途差し引かれます。
3)表面利回りおよび投資倍率の詳細はこちらでご確認ください。
※2 投資家の皆様からの応募金額が少ない等によりファンドが成立しない場合があります。
※3 募集期間中に当初販売目標金額に達した時はその時点で募集を終える場合があります。
ファンドのリスク
実質的な貸付先その他の関係者の信用リスク
ファンドの資金は、匿名組合の営業者としてファンドを運営する当社のグループ会社からの他のグループ会社に対する貸付を経由して、最終的に海外の資金需要者(実質的な貸付先)に対する貸付債権の取得資金(貸付金または購入代金)に充てられます。
個々の事情や経済情勢等により実質的な貸付先からの返済が当初の想定通りになされなかった場合、または何らかの事情により上記のグループ会社の財政状態が悪化した場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配金の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
<実質的な貸付先>
ADVANTECH SERVICIOS FINANCIEROS, S.A.P.I. DE C.V. SOFOM., E.N.R.(メキシコ合衆国に籍を置く金融事業者)
<匿名組合の営業者として本ファンドを運営する当社のグループ会社>
クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)
<本ファンドからの借入金により実質的な貸付先に対する貸付けを行う当社のグループ会社>
Crowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)
為替変動リスク
為替レートの変動によって分配金は増減します。
【本ファンドの場合】
円/米ドルおよび米ドル/メキシコペソの為替レートの変動
ファンドの投資スキームに関わるリスク
当社のファンドは、関係各国の法制(各国間における租税条約や税制を含む)に従い、複数の関係者における業務の連携を伴う投資スキームを基盤としています。そのため、関係国における政治経済情勢の変動や法制の変更、関係者における業務遂行の困難や不能等により投資スキームが十分に機能しなかった場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配時期の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
本ファンドに関係する国:日本国(当社およびクラウドクレジット・ファンディングの所在国)、エストニア共和国(エストニアグループ会社の所在国)、メキシコ合衆国(実質的な貸付先の所在国)
その他のリスク
その他のリスクやリスクの詳細等は同ページにある「契約締結前交付書面」に記載しております。事前に必ずご確認ください。
実質的な貸付先に対する貸付債権について、エストニアグループ会社は、実質的な貸付先の経営環境、財務状況、株主・代表者等の異動状況などについて定期的なモニタリングを行っております。係るモニタリングを履行する中で、貸付債権回収への影響が懸念される状況を把握した際には、エストニアグループ会社は実質的な貸付先の詳細な業況把握や事業計画等の進捗管理を強化すること等により、回収に係るリスクの低減を図るとともに、当初予定するスケジュール通りの返済に懸念が生じた場合は、業況を詳細に注視しながらのリファイナンスや返済繰り延べ、貸付契約に基づく早期返済請求や裁判手続きによる回収等を慎重に判断し、適切に推進することで回収額の極大化を図ってまいります。
営業者・募集取扱者について
匿名組合の営業者 | :クラウドクレジット・ファンディング合同会社 |
募集・私募取扱業者 | :クラウドクレジット株式会社 |
※クラウドクレジット・ファンディング合同会社とはクラウドクレジット株式会社の100%子会社です
仕組み
本ファンドの投資スキーム
本ファンドは、クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)がクラウドクレジット株式会社(以下「当社」といいます)のエストニア子会社であるCrowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)に対して貸付けを行います。
その上でエストニアグループ会社はこの借入金を原資として、メキシコを拠点に事業を展開する金融事業者であるADVANTECH SERVICIOS FINANCIEROS, S.A.P.I. DE C.V. SOFOM., E.N.R.(以下「Advantech社」といいます)へ貸付けを行います。
投資家の皆様には、クラウドクレジット・ファンディングのエストニアグループ会社向けの貸付事業に対して出資していただきます。
・クラウドクレジット・ファンディングからエストニアグループ会社への貸付金利は年利12.1%です。
・エストニアグループ会社からAdvantech社への貸付金利は年利15.0%(単利)です。
・メキシコにおける源泉徴収税は貸付金利に対して10.0%です。
・エストニアグループ会社は送金に際して取引銀行に対して所定の送金手数料を支払います。
・エストニアグループ会社がAdvantech社に対してメキシコペソ建てで貸付けをするにあたり外国為替手数料等が発生します。
・エストニアグループ会社がクラウドクレジット・ファンディングに対して返済を終えた後にエストニアグループ会社に残った財産はエストニアグループ会社の収入となります。
本ファンドに関する重要情報
1.当社はクラウドクレジット・ファンディングとエストニアグループ会社の議決権を100%保有しております。
また当社の代表取締役である杉山智行は、クラウドクレジット・ファンディングの代表社員としての当社の職務執行者およびエストニアグループ会社のDirectorをそれぞれ兼務しており、両社の財務および営業または事業の方針の決定に関して影響を与える立場にあります。
2.クラウドクレジット・ファンディング、エストニアグループ会社およびクラウドクレジット株式会社(連結ベース)の主な経営・財務指標は以下のとおりです。
3.本ファンドに関する資金使途および事業計画の概要につきましては、上記の説明のほか、本サイトに掲載しております本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
4.本ファンドに関する出資金は、金融商品取引業等に関する内閣府令第125条その他の法令に定める基準に則り、クラウドクレジット・ファンディングが開設するファンドの種類別・号数別に開設する預金口座で分別管理を行います。
銀行の商号 株式会社三井住友銀行
営業所の名称 日比谷支店
所在地 東京都港区西新橋1 – 3 – 1
口座名義 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
口座番号 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
※分別管理を行う預金口座へ直接お振込みされないようご注意ください。
5.本ファンドに関するリスクにつきましては、「概要・リスク」タブに記載した説明に加え、本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
また本ファンドの譲渡や中途解約は、匿名組合契約書に定める場合を除きお受けできません。
6.出資いただいた後の本ファンドの出資対象事業の概況等につきましては、クラウドクレジット・ファンディングの委託を受けた当社が、ウェブサイト(マイページを含みます)に掲載する方法または電子メールにて送付する方法により投資家の皆様にファンド報告書を交付してお知らせいたします。
7.本ファンドに関する運用手数料は、出資額の総額が募集金額に達しないこと、またはエストニアグループ会社に資金を貸付け回収する事業が開始できないと判断したことを理由にクラウドクレジット・ファンディングが匿名組合契約を解除した場合等を除き、払戻しはいたしません。詳しくは本ファンドに関する契約締結前交付書面をご確認ください。
8.本ファンドの募集開始日現在、エストニアグループ会社には、返済の猶予を受けているクラウドクレジット・ファンディングからの他のファンドに関する貸付契約(責任財産限定条項あり)がございます。
貸付先情報
「メキシコ中小企業金融事業者ファンド」シリーズ
実質的な貸付先の基本情報(※)
業者の名称 | ADVANTECH SERVICIOS FINANCIEROS, S.A.P.I. DE C.V. SOFOM., E.N.R. |
所在地 | メキシコ合衆国 グアダラハラ Libertad 1966, Colonia Americana, CP 44160, Guadalajara, Jalisco, México |
事業展開している 主な国・地域 |
メキシコ合衆国 |
業種 | 中小企業向け貸出事業 |
設立年月日 | 2013年7月19日 |
主要メンバー | 【CEO】Guillermo Hernandez 【Tech Advisor】Mario Di Vece |
従業員数 | 60+ |
ホームページ | https://www.aspiria.mx/home(スペイン語) |
備考 | - |
本ファンドの実質的な貸付先の事業内容
本ファンドの貸付先であるAdvantech社は、メキシコ合衆国第2の都市であるグアダラハラを拠点とする金融事業者です。 Advantech社は、中小企業の金融円滑化に課題が残るメキシコにおいて、銀行から融資を受けることが困難な中小零細企業への金融支援を掲げており、不動産担保ローンを主とした融資を提供する事業を展開しています。
本ファンドの実質的な貸付先の財務情報等
2018年12月期 | 2019年12月期 | 2020年12月期 | |
金利収入 | 17,144,878 | 35,302,129 | 59,852,528 |
税引き後当期純利益 | 837,133 | 450,711 | 313,347 |
総資産 | 39,300,749 | 98,737,085 | 199,321,257 |
貸出金融資産 | 32,684,712 | 84,305,749 | 175,460,773 |
総負債 | 35,419,535 | 94,405,160 | 151,373,485 |
純資産 | 3,881,214 | 4,331,925 | 47,947,772 |
未解決訴訟数 | ー | ー | ー |
その他特記事項 | なし | なし | なし |
単位:メキシコペソ
監査法人: Russell Bedford Guadalajara, S.C.
※毎年の監査済報告書については、通常期末から6か月以内の提出を求めており、各社から受領次第、内容を更新します。
メッセージ
本ファンド組成にあたって投資家の皆様へお伝えしたいこと
Advantech社の運営メンバー
本ファンドの当社担当者からのメッセージ
本ファンドは、メキシコ合衆国第2の都市であるグアダラハラを拠点に中小企業向けの金融事業を展開するAdvantech社に対し、メキシコペソ建てで貸付けを行うものです。
✔ メキシコ中小企業の金融支援を掲げる金融事業者に対する貸付案件です。
✔ 本ファンドはメキシコペソ建てで13ヵ月間運用し、募集時表面利回り(年率換算、税引き前)は8.7%です。
【Advantech社について】
Advantech社は、 メキシコ国内の金融業界にくわえ、ヨーロッパでの開発金融の経験も有する金融のプロフェッショナルであるHernandez氏を中心に2013年に設立されました。メキシコ第2の都市グアダラハラを拠点とし、中小企業に事業資金用の融資を提供する事業を行っています。メキシコにおいて銀行から融資を受けることが困難な中小零細企業やスタートアップ企業への金融支援を掲げており、貸付先の業種は製造業、サービス業、ソフトウェア、医療など幅広く、平均的な規模は年商300,000USD、従業員数5名程度となっています。提供する融資は不動産担保ローンが中心で、中小企業の保有不動産の有効活用を図っています。
メキシコは雇用の多くを中小企業が支えており、中小企業の発展は経済の底上げに欠かせないテーマになっています。一方で、メキシコの中小企業の資金源の大部分は自己資本か家族・親戚からの借入であり、銀行からの融資は僅かに留まっているという調査結果があります。これについてはメキシコの銀行は伝統的に大企業向け融資とクレジットカードなど消費者金融を中心に手掛けてきており、中小企業向けの融資に積極的に取り組んでこなかったという要因が指摘されています。このように中小企業向けの金融が未発達なために、多くの中小企業が自己資本や家族・親戚からの借入を資金源にしているということは、裏を返せば、資金さえ手に入れば、事業を開始・拡大できる起業家が多くいる可能性があります。このような事業機会に着目したのがAdvantech社です。中小企業の資金ニーズに積極的に対応し、またその不動産を有効活用した不動産担保ローンを展開するというビジネスモデルが奏功し、これまで順調な成長を遂げてきています。
【メキシコ経済について】
メキシコの国立統計地理情報院(INEGI)の発表によれば、2020年の経済成長率は▲8.2%となりました。これは、1995年の国際収支危機(テキーラショック)時の▲6.3%、2009年(リーマン・ショック直後)の▲5.3%を上回る歴史的な落ち込みです。最も影響を受けたのは、第2四半期に自動車産業等の輸出向け製造業の操業が停止した第二次産業(鉱工業、建設等。前年比▲10.0%)であり、次いで第三次産業(サービス業。同 ▲7.7%)でした。しかしながら、2021年の経済成長率は、国内経済の不確実性や国内市場の弱さが残るものの、前年に大きな影響を受けた自動車産業等の製造業の輸出が回復基調にあることなどを背景に、+3.9%程度にまで回復すると予測されています。
【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響】
Advantech社が事業を行うメキシコは、2021年10月時点で新型コロナウイルス感染症の累計感染者数が370万人、累計死者数が28万人となっており、世界各国の中でも感染拡大が深刻な国の一つといえます。メキシコ政府は各州の感染状況をもとに、新型コロナウイルス感染警戒信号により警戒度を色分けし、行動制限内容を規定しています(警戒度が高い順に、赤→橙→黄→緑)。2021年10月時点では、「赤」に区分される州がなくなり、Advantech社の本社があるハリスコ州は「緑」に区分されるなど、ワクチン接種が始まったこともあって感染状況は落ち着いてきており、事業活動に支障をきたすような経済活動の制限もなくなっています。【ご注意:メキシコペソについて】
本ファンドの貸付通貨であるメキシコペソはメキシコ内外の経済状況の動向次第で急落するおそれがある旨十分ご留意ください。(詳細は「貸付通貨の当社ラベリング」をご参照ください。)
過去の運用実績
「メキシコ中小企業金融事業者ファンド」シリーズ
【満期時運用レポート】
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【運用状況報告】
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