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2022.02.22

融資型クラウドファンディングと投資型クラウドファンディング比較!

  • Bankersの潮流

クラウドファンディングには融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)と投資型クラウドファンディングがありますが、仕組みが異なりそれぞれにメリット、デメリットがあります。

この記事では融資型と投資型2つのクラウドファンディングの特徴や、それぞれの投資に向いている人を紹介します。

ご自身が投資するクラウドファンディングの商品選びの参考にしてください。

融資型クラウドファンディングとは

融資型クラウドファンディングは比較的高い利回りを得られる一方で、投資期間中の価格変動を気にする必要がないのが特徴です。

まずは、融資型クラウドファンディングの仕組みやメリット、デメリットなどを紹介します。

融資型クラウドファンディングの仕組み

融資型クラウドファンディングは、クラウドファンディング事業者が個人投資家から集めた資金を、特定の企業や事業、不動産などに融資をおこなう仕組みの商品です。

借手はあらかじめ定められた期間にわたり資金を借り入れ、融資を受けている期間に応じて定められた利息を支払います。

この支払利息から事業者の運営コストなどを差し引いた部分が投資家に還元され、投資収益の源泉となるのです。

また、融資先が借入金返済や利払いができなくなる貸し倒れが起こらない限り、投資元本は契約に定められた期間に応じて償還を迎え、投資家のもとに返ってきます。

融資型クラウドファンディングのメリット

融資型クラウドファンディングのメリットは次の3つです。

利息がおもな収益源となり、一定期間後に投資元本が返ってくるという商品性は銀行の定期預金にも似ている部分がありますが、大きな違いは利回り。

商品のリスクにより利回りは異なりますが、5%程度の利回りが期待できる商品は珍しくなく、中には10%近くに達するものもあります。

2つ目は経済環境の影響を受けにくいこと。

融資型クラウドファンディングは融資先がきちんと利息の支払いと借入金の返済をおこなっていれば、基本的に収益が期待できます。

株式などのように経済環境の悪化による株価下落などを心配する必要がありません。

また、これに付随した3つ目のメリットとして、投資成績が相場の動向に影響を受けることはほとんどないため、運用期間中に相場を見る必要がないということもあります。

忙しくていちいち相場動向をチェックしたくない、もしくはする時間がないという方も投資しやすい商品です。

融資型クラウドファンディングのデメリット

一方で、融資型クラウドファンディングには大きく分けて2つのデメリットが存在します。

まず1つ目は、融資先が利息の支払いや返済を滞らせる貸し倒れや融資型クラウドファンディング事業者の破綻が発生すると、元本割れのリスクがあることです。

信頼のおける運営業者が運営していて、融資先も問題ないと判断できる商品を選びましょう。

とくに、極端に利回りの高い商品は、融資先の貸し倒れリスクが高い可能性があるため、より一層ファンド詳細ページや締結前交付書面等で融資先の内容や個別の貸出案件のリスクをしっかりとチェックする必要があります。

2つ目は、運用期間が定められており、ほとんどの場合ファンドの運用期間中に中途解約ができないこと。

運用期間中に急に資金が必要になっても、商品を売却するのは実質的に困難なので、余裕資金で投資することがおすすめです。

融資型クラウドファンディングが向いている人

融資型クラウドファンディングが向いている人は次のようなニーズを持つ人です。

まず1つ目は、比較的高い利回りを狙いたい人。

融資型クラウドファンディングに匹敵する利回りが見込める投資商品は、銀行預金でも他の金融商品でもありません。

さらに、投資のしやすさの観点からも、融資型クラウドファンディングへの投資が向いています。

2つ目は、多忙で投資の手間をかけたくない人。

融資型クラウドファンディングは運用期間中の価格変動などが発生せず、貸し倒れなどが起きなければ元本が一定期間後に償還されます。

そのため、運用期間中に相場動向などをいちいち見る必要がありません。

投資型クラウドファンディングとは

次に、投資型クラウドファンディングは未公開株式に少額投資して収益を狙える商品です。

ここからは投資型クラウドファンディングの仕組みやメリット、向いている人などを紹介します。

投資型クラウドファンディングの仕組み

投資型クラウドファンディングにおいては、投資家はベンチャー企業など、上場していない企業の未公開株式に投資します。

そのため、投資家は特定の未公開株式を手に入れて株主となります。

投資後は投資先企業が生み出した利益を原資とした配当を受けとることができます。

もし、企業が将来IPOによる上場やM&Aにより買収される際には、株式を譲渡してキャピタルゲインを得られる可能性もあるのです。

投資型クラウドファンディングのメリット

投資型クラウドファンディングのメリットは大きく分けて3つです。

まず、個人では投資する機会が限られる未公開企業へ投資できること。

投資先の企業の業績が好調で、うまくIPOによる上場などに至れば、高い収益を得られる可能性もあります。

また、企業にもよりますが、株主優待などの特典がついてくる場合もあります。株主優待により投資先企業のサービスや商品を無料もしくは優遇された価格で利用できるという、金銭面以外のメリットがあります。

また、投資型クラウドファンディングではエンジェル税制という税制優遇措置を利用できる場合もあり、その場合は節税も可能です。

設立10年未満の株式へ投資する商品であれば、一定の条件の下、投資額を所得や株式譲渡金額から控除し、発生する税金を削減することができます。

投資型クラウドファンディングのデメリット

投資型クラウドファンディングのデメリットは主に3つです。

1つ目は投資する企業の破綻や事業売却などにより損失が発生するリスク。

未公開株式であることから、一般的に投資リスクは比較的大きいといえます。

順調な成長が期待できると考えられる未公開企業を自分なりに厳選しましょう。

2つ目は投資期間が定まらず、また途中売却が難しいことです。

株式は株価を見て柔軟に売買できるイメージがありますが、これは上場されている株式の話。

未公開株式は、流通市場がありませんし、一般的に譲渡制限がついているため、保有後は自由に売却できません。

そのためIPOや企業の売却など、投資家からの株式譲渡が可能となるタイミングを待つ必要があります。

そのため投資期間に定めはなく、比較的長期に及ぶことになります。

最後に、投資型クラウドファンディングには投資金額に上限があり、1企業あたり年間50万円までしか投資できません。

投資型クラウドファンディングに向いている人

投資型クラウドファンディングが向いている人はおもに次のニーズを持つ人です。

まず、キャピタルゲインなどの高い投資収益を狙いたい人です。

投資型クラウドファンディングは未公開株式への投資となるため、リスクは高いですが、投資先企業がうまく成長してくれれば、キャピタルゲインなどによって高い収益を得られます。

もう一つは、特定の業種や企業の発展をエンジェル投資で応援したい人です。

投資型クラウドファンディングで資金調達する企業は、まだビジネスの黎明期にある企業がほとんどで、中にはまだ社会には普及されていないサービスや商品を提供している企業もあります。

クラウドファンディングを通じてこれらの企業やビジネスの発展に貢献することができるのです。

自分に合ったクラウドファンディングを選ぼう!

融資型クラウドファンディングと投資型クラウドファンディングは、仕組みやメリット、向いている人などが全て大きく異なります。

融資型クラウドファンディングは比較的高い利回りながら、相対的にリスクは小さく、貸し倒れリスクには注意して商品選びをする必要がありますが、一度ファンドに出資してしまえば、あとは定期的な配当を受け取りながら償還を待つのみです。

一方、投資型クラウドファンディングは未公開株式に投資するため、リスクは高いですが、投資先企業の業績が好調であれば高い投資収益が期待できます。

どちらが優れていると一概に言えるものではないので、自身が取れるリスクの大きさや目標とする収益性、投資期間などをふまえて、自分に合った商品を選択することをおすすめします。

【Bankers認定金融ライター】

Bankersについて

融資型クラウドファンディングは企業への融資を通じて魅力的な利回りが期待できる商品です。

株式のように値動きがないため細かに管理する必要がなく、日常の生活スタイルを崩さず、自分のペースで資産運用が可能です。バンカーズの融資型クラウドファンディングは1口1万円からの小口投資が可能で、投資初心者にもおすすめです。

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