
2026.04.27 時点の投稿
【ファンド徹底解説!】「特別債権担保融資ファンド」シリーズの仕組みをご紹介
- ファンド・コラム
Bankers(バンカーズ)グループが提供する「特別債権担保融資ファンド」シリーズは、専門的な管理ノウハウを必要とする資産に着目し、適切なリスクヘッジを行うことで商品化を実現したファンドシリーズです。本記事では、どのような資産を担保とし、どのような管理体制によってファンドの安全性を高めているか、その具体的な仕組みについて解説します。
「特別債権」とは

本ファンドシリーズの主要な保全措置として活用されているのが「特別債権」です。
ここでいう「特別債権」とは、借手の関連会社が行う消費者向け金融事業において、過去にサービス利用者の支払遅延等により当初の契約通りの債務履行が困難となり、会計上「償却処理」※が行われた経緯を有する金銭債権(フリーローンやオートローン等)を指します。
※会計基準上、回収が困難であると判断され、帳簿上の資産から除外して損失として計上すること。
一般的に、一度償却処理がされた債権は、通常の金融実務において取扱いが限定的です。しかし、こうした債権の中には、その後の交渉や、状況変化によって返済が再開され、足元で、元利金の返済が継続しているものが存在します。
本ファンドシリーズでは、こうした一度償却処理がされたものの、返済を再開し、現在も返済が確認できている債権のみを対象として担保に組み入れています。
これらの債権は、債権回収を行う専門業者(サービサー)等の視点では一定の回収価値が見込まれるものです。実際に、万が一の際には当該対象債権をサービサーに売却することで、営業者が融資金の回収を図ることも想定しています。
リスク管理と運用の仕組み

専門的な管理ノウハウが求められる債権を担保対象とするため、本ファンドシリーズでは以下のような管理体制を確認するとともに、債権保全のための運用措置を講じています。
■ 専門スタッフによる管理体制
担保となる特別債権の管理、回収については、回収実務に精通した借手関連会社の専門スタッフが担当しています。利用者との適切な協議を通じて、安定的な返済サイクルを維持・構築することに努めています。
【専門的なアプローチによる返済再開の事例】
- 就労状況の改善に応じた計画策定:収入状況が改善した利用者に対し、現在の支払い能力に見合った返済計画を再提示し、入金が継続しているケース。
- 家計収支の改善支援:多重債務に陥っていた利用者に対し、支出の適正化を促した上で、合意に基づいた返済が再開されたケース。
- 相続や臨時収入による一部返済:一時的な資金が得られた際に、一括での一部内入れと、その後の完済スケジュールの再構築を行ったケース。
- 連帯保証人との連携:連帯保証人との協議を通じ、本人または連帯保証人による正常な返済サイクルが回復したケース。
- 生活環境の変化への対応:世帯収入の増加など、利用者の環境変化に合わせて返済条件を最適化し、合意に至ったケース。
■ 債権保全のための運用ルール
過去の延滞歴に加え、「過払い金返還請求」など消費者向け債権特有の不確実性を伴う特別債権は、一般的な債権に比べてリスクが高い側面があります。しかし本ファンドシリーズでは、そうした特性を前提とした上で、以下のような厳格な措置や運用ルールを設けることで、リスクヘッジを図っています。
- 担保の小口分散化:融資の担保となる特別債権は多数のサービス利用者に小口分散されています。これにより、特定のサービス利用者の状況が変化しても、ファンドシリーズ全体への影響を抑える設計となっています。
- 定期的な外部評価:毎月、対象債権の回収状況をモニタリングするとともに、原則として3か月ごとに外部評価機関による担保評価を実施しています。
- 担保保全率の維持:担保評価額が当初の基準を下回った場合には、借手に対して一部早期返済や追加担保の差し入れを求める契約を締結しており、資産の毀損リスクを低減させています。
多層的な保全スキーム

本ファンドシリーズでは上記の特別債権への担保設定に加え、以下の保全措置を組み合わせることで、商品の安全性を高めています 。
- 他関連会社に対する転貸債権への質権設定:融資金の資金使途となる借手の他関連会社への転貸債権についても質権を設定し、対抗要件を具備しています。これにより、借手が破綻した場合でも、関連会社の事業や支払能力が維持されていれば、営業者は借手に代わり関連会社へ転貸債権の返済を求め、回収を図ることができます。
- 個人および法人による連帯保証:本ファンドシリーズでは複数債権への担保設定のみではなく、信用補完として借手代表者および借手関連会社1社による連帯保証が設定されています。
おわりに
「特別債権担保融資ファンド」シリーズは、一般的な債権に比べてリスクが高い特別債権を担保としています。その一方で、 小口分散化や定期的な外部評価などの厳格な管理・保全措置を講じることで、商品の安全性を高める設計を行っております。
※本ファンドシリーズは、元本および予定利回りが保証される商品ではありません。 借手や関連会社の経営状況、金融市場の変動その他の要因により、返済遅延や元本欠損が生じるおそれがあります。投資にあたっては、マイページから閲覧可能な「契約締結前交付書面」を必ずご確認いただき、リスクや手数料等の詳細を十分にご理解のうえご判断ください。






